~4歳の絵本

ストーリーから様々な感情を学ぼう

 お百姓さん夫婦が飼っていたこぶたが何よりも好きだったこと―それは、柔らかいどろんこの中にすわったまま沈んでいくことでした。

 ある朝、お百姓さんは家中を大そうじし、ぶた小屋も大そうじて、ついでにこぶたをお風呂に入れました。おばさんは大満足でしたが、こぶたは大好きなどろんこがなくなってしまい「こんなうち、ぴかぴかすぎてつまらないや」と、うちを逃げ出して、どろんこ探しの旅に出ます……。

 

そらまめくんの宝物は、雲のようにふわふわで、綿のようにやわらかいベッド。だからだれにも貸してあげません。ある日、そのだいじなベッドが突然無くなってしまったからさあ大変! 必死でベッドをさがしますが、どこにもありません。ところが、やっと見つけたベッドには、うずらがたまごを生んで温めていたのです。さて、そらまめくんは……。子どもたちに大人気の愉快なそらまめくんが大活躍する絵本です。

はじまりはウサギさんの心づかいとロバさんの勘違いでした。

ウサギさんの作った「どうぞのいす」はやがて優しい心の連鎖を生みます。

いすを巡って“クマさん・キツネさん・リス"さんが優しさリレーを繰り広げるストーリー。

ロバさんが最後まで勘違いしているオチにほっこりさせられます。

ぐるんぱは、ひとりぼっちの大きなぞうです。ビスケットやさん、靴屋さん、ピアノ工場、自動車工場……。ぐるんぱは色々な仕事場で一生懸命に働きますが、つくるものが大きすぎて失敗ばかり。そんなときぐるんぱは、子どもがたくさんいるお母さんに出会います。子どもたちの世話をたのまれたぐるんぱは、とても素敵なものを作ります。それはぐるんぱが作った大きなものでたくさんの子どもたちが遊べる、すてきな幼稚園でした。


森で雪合戦をしていたぐりとぐらは、雪の上に大きな足跡を見つけました。足跡は森をぬけ、原っぱを通り、ぐりとぐらの家まで続いていました。ドアを開けると玄関には大きな長靴、壁には真っ赤なオーバーと白いマフラー、そして赤い帽子がかかっています。いったいだれ?そのときいい匂いがしてきたので、台所にいってみると、そこにはまっ白なひげのおじいさんが焼きたてのケーキを作って、待っていました。ぐりとぐらのクリスマスの絵本です。

きょうもあのばあさんがやってきた―もったいないことしてないかい?「もったいない」って、どういう意味?ものを大切にする心がそだつ絵本。

カラスの町「いずみがもり」にある、1軒の売れないパン屋さん。お父さんお母さん、4羽の子ガラス、家族みんなで、楽しい形のパンをどっさり焼いた。パンを買いにやってきたカラスの子ども、おじいさん、おばあさん、そしてなぜか消防自動車、救急車、テレビのカメラマンまでやってきて森は大騒ぎに…。

こんは、あきのおばあちゃんが作ったキツネのぬいぐるみです。あきが成長するにつれ、こんは古びて、腕がほころびてしましました。あきはこんを治してもらうため、こんと一緒におばあちゃんの家にでかけます。電車でこんとはぐれたり、犬に連れさられたこんを探したりと、何度も大変なめにあいます。こんとあきは無事におばあちゃんの家にたどりつくことができるのでしょうか?


子どもだけではなく大人も楽しめる数少ない作品です。

主人公のマックスは、オオカミの着ぐるみを着てやったいたずらの罰に、夕食ぬきで寝室へ追いやられる。ところがびっくり、部屋はいつの間にか森になり、マックスはそこで思う存分あばれ、遊びはじめる…。

大人が読むと、あのワクワクするような感じを思い出させてくれる一冊です。

真夜中に目を覚ましたミッキーが台所へおりていくと、パン焼き職人が働いていました。そしてミッキーはふしぎな世界に入りこみます。ニューヨークの風景と台所を重ね合わせ、漫画の手法も取り入れた楽しい絵本。

いつも仲良しの友だちと今日は大げんか。もう口なんかきいてやるもんか、と思ったけれどやっぱり気になって仕方がない。劇的な構成で子どもの心理を的確に描いています。

おおかみを家にいれないよう注意しなさい。おかあさんやぎはこやぎたちにそういって森に食べものを探しにでけます。こやぎたちは、おおかみの「しわがれ声」や「黒い足」をしっかり見ぬいて、おおかみを追い払います。しかし、おおかみは知恵を働かせて「しわがれ声」を「きれいな声」に、「黒い足」を「白い足」に変えて再びこやぎたちの家にやってきます。こやぎたちは、とうとうおおかみに騙されて家の扉をあけてしまいます。


ラチは世界でいちばん弱虫です。犬をみると逃げ出しますし、暗い部屋には入ることができません。そんなラチのところに小さな強いライオンがやってきました。ラチはライオンがそばにいてくれることで少しずつ強くなっていきます。ある日、友だちのボールをとったのっぽの男の子をラチは夢中でおいかけボールを取り返します。ふときがつくとライオンの姿はありません……。あわてたラチが家にもどると、ライオンからの素敵な手紙が残されていました。

ラッパをもって森に散歩にでかけた男の子は、ライオン、ゾウ、クマと、いろいろな動物たちに出会います。ラッパをふきながら、みんなと行列をつくって森を散歩をし、そして森の中でかくれんぼうをはじめますが、男の子が鬼をしているうちに、動物たちは姿を消していました。かわりに現れたのは、男の子を探しにきたお父さんでした。「またこんどまでまっててくれるよ」、お父さんはそういうと男の子を肩車にのせて、おうちに帰っていきました。

つつましいマルチンの願いは、キリスト様に会うこと。ある日「明日行くから待っておいで」と、キリスト様の声をきき、そわそわ待っていたが-。

日がしずむと、くらやみが広がる。くらいのはこわい?…でも、まっくらの中でしか出会えない、とびきりステキなものがある―楽しい文章と、何百もの穴で影と星をかたどった美しい絵本。ちいさいあながどっさりあります。世界各国で翻訳!めくって楽しい穴あき絵本。